出社が増えて深刻化するイヤホンボイス公害

こんにちは、吉政創成 菱沼です。

緊急事態宣言が9月末で解除されてからあっという間に2か月が過ぎました。

宣言解除から数週間後に久しぶりに朝の電車に乗ったら満員で、出勤の形態をとられる企業が増えているのだなと感じました。

とはいえ、テレワークの継続、ハイブリッド型をとっている企業もそれなりに多いはずですが、実際のところどの程度の企業がテレワークを継続しているのでしょうか?

そこで今回は現状のテレワークの実施状況と、出社する企業が増えた結果、深刻化しているというイヤホンボイス公害について考えてみたいと思います。

目次

緊急事態宣言解除後のテレワーク率はピーク時から約10%減、従業員規模が小さいほど出勤

さて、まずは下図をご覧ください。

引用元:テレワーク実施率調査結果をお知らせします!10月の調査結果|東京都

こちらは東京都が10月の都内企業のテレワーク実施率状況の調査結果です。

緊急事態宣言が解除される直前の9月時点では63.9%がテレワークをしていたものの、解除後の10月は8.5%減少しています。また、最大時で65%が実施していたということなので、約10%の企業がテレワークから通常の形態(もしくはハイブリッドかもしれませんが)に戻されたようです。

また、従業員規模が大きくなるほどテレワークを継続されているようですが、従業員規模が小さいほどテレワークの実施率が低いという結果になっています。

私自身はテレワーカーのため、基本的に家やコワーキングスペースにいます。そのため、ほかの会社の方とお話をさせて頂く場合には基本的にオンラインでの対応をお願いさせていただいています。

その際、お相手の方はご自宅orサテライトオフィスなどからという方もいれば、会社で対応される方といろいろです。

企業の傾向で考えると、確かに大企業ほどテレワークを継続、またはハイブリッド型で実施されており、小規模になるほど出勤してお仕事をされていることが多いという印象なので、この調査結果にはそうだよねと思う部分があります。

Web会議の声がうるさい…イヤホンボイス公害が深刻化

会社でWeb会議をされている方の様子を見ていると、人数が多ければ会議室で対応されているようですが、お一人での参加の場合、背後に人の往来や他の方のお声が聞こえることがありますので、自席やミーティングコーナーなどのオープンエリアで対応されているようです。

その理由は恐らく、会議室がとりにくいという問題があるのだろうとは思います。

ただ、ここにきて出てきた問題が「話し声」です。

Web会議の声が迷惑といわれているわけですが、これは昨年末頃から言われ始めていた問題らしく、「イヤホンボイス公害」という名称がつけられているようです。

このイヤホンボイス公害で指摘されているのは、イヤホンによって自身の声のボリュームを把握できないため声の大きさの調整が難しく、声が大きくなってしまうという現象です。これは周囲の音が大きめの電車の中とか、居酒屋とか、耳が聞こえにくいおじいさま、おばあさまたちの声がやたら大きいとか、よくある光景でもあります。

出勤形態をとる企業が増えた以上、目の前で実施されている機会が多くなるわけで、その結果、迷惑だなと思われる機会も当然増え、より問題が深刻化しているということのようです。

(ただWeb会議の場合、片一方の声しか聞こえず、内容が気になって無意識に耳が音を拾い余計に気に障る…というのもあるかもしれません。普通の雑談や相談、電話ならそう気にする方もいませんし。)

周囲が静かなことが多いオフィスという環境でそんな現象が起きれば当然声は目立ちます。

私自身もこれは経験しており、コワーキングスペースで仕事をしているとテレフォンブースを使わずにWeb会議をされている方が割といますが、そのお声、実は響き渡っているのです。

「あら素敵なお声、でももうちょっと声を小さく…」と思うだけのこともありますが、「それそこで話していいの!?」と思う内容もあったりして驚かされることもあります。いろんな人がいますね。

ちなみに自身がWeb会議をする際は自宅に引きこもります。どうしても外でやらなければならない時は個室かテレフォンブースがある場所でしかしません。

というのも、イヤホンが苦手というのもありますが、そもそも誰かに聞かれるのが恥ずかしいのです!

というわけで、Web会議をオープンエリアでやる場合の問題点をまとめますと次のようになります。

①声が周囲に響くことで、ほかの人の業務効率が低下する可能性がある

②周囲を気にしすぎて、自身のパフォーマンスが発揮できない

③オフィスの外でやる場合、情報漏洩の可能性が高まる

こうした問題を解決するにあたって、最近はテレワークブースが人気になっています。

駅構内に設置されていることが増えてきたので、ご覧になったことがある方は多いと思います。そうあれです。あの小さなスペースをオフィス内に作ることができるのです。

これなら会議室を増やさなくてもWeb会議に対応できますし、声が誰かの迷惑になることもありません。

誰かの目を気にして外に場所を求める必要がなくなりますので、情報漏洩の可能性も低くなります。

(オフィスの外で大切なお話をするときは、完全個室かテレフォンブースを使いましょう。)

そんな中、これまでテレワーク環境構築の支援やサテライトオフィスサービス「R-Work」の展開など、企業の最適で安全なテレワーク環境を応援してきたランシステムがテレワークブース「RE:BOX」の提供を開始しました。

換気ファン、コンセントの設置などの機能はもちろんですが、組み立て式な上、キャスターがついているので、設置後に移動したい場合でも簡単に移動できます。

吸音材や火災報知器、消火剤のオプションもありますので、万一の時のことを考えた備えも可能です。

サイズや価格など詳しい情報は以下URLよりご確認ください。

狭山市産業労働センターと自遊空間BIGBOX高田馬場店にRE:BOXが設置されているようなので、実際にどんなものかご確認いただくことも可能です。

ご興味のある方はぜひ見に行っていただくか、お問い合わせしていただければと思います。

どこにでも設置できるテレワークブース『RE:BOX』

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