こんにちは、吉政創成 菱沼です。
数年ほど前からWebやアプリの開発時にプログラミング言語によるコーディングをしないor最小限に抑えるというノーコード、ローコード開発が注目を浴びています。
ランシステムでもローコードツールによって開発したアプリを自遊空間で使っているそうで、通常なら開発に数か月かかるところをたった1日で完成させ、1人当たりの工数を80%削減に成功したのだそうです。
そこで今回はローコード/ノーコードツールについて考えてみたいと思います。
ノーコードなら簡単に開発、業務の見直しもできる
ローコード/ノーコード自体は実際にはだいぶ前からあったはずですが、ここまで目にする機会はなかったように思います。ここ数年で頻繁に目にする機会が増えたきっかけといえば、DXレポートの「2025年の崖」が発端かなと思います。IT人材の不足の深刻化という件ですね。
昨今、IT人材の不足によって、複雑化・老朽化・ブラックボックス化した既存システムの面倒が見切れなくなってきていますが、今後それらをどう扱い、移行するかしないかといった問題に直面している状況です。そうした中でローコード、ノーコードが問題解決に一役買うのではないかという期待が日本国内の注目の集まりにつながっているのだと思います。
実際問題、複雑なことをローコード、ノーコードで実現するのはなかなかハードルが高いように思います。
特に日本は欧米とは違って、システムを業務に合わせるということがほとんどで、カスタマイズが前提な文化です。複雑な処理をさせている場合には、現状のシステムをそのままローコード、ノーコードで実現するというのは難しいと思います。
ですが、例えば申請の回覧や、出勤管理、営業日報などの簡易的なものであればノーコードでも十分実現できますし、非エンジニアでも割と簡単に作れるので、効果的だと思います。
私自身、だいぶ前にノーコードツールで案件進捗管理と顧客管理を連動させたツールを作ったことがあります。短時間で楽に画面と機能が作れるので楽しかった記憶がありますが、同時に、業務の全体像の把握、見直し、設計の大切さを感じました。これをしておけば、より便利なものになりますし、業務の平準化や効率化にもつながりますので今後作るときには重視したいポイントです。
ノーコード、ローコード時代で思うこと。
私自身はプログラミング言語を操れない側の人間ですが、とある業務を楽にパパっと片づけたい、そして利益率UPじゃ!というただそれだけの下心で無謀にもプログラム作りにチャレンジしたことがあります。
思ったように動かないプログラムに謎のエラー…。調べてもやりたいことに近いものはあるけどドンピシャではなく、時間を見つけて試行錯誤する日々…痒いところに手が届かない微妙に不便なプログラムだけど改善する時間がなかなか取れない。完成するまではとても大変でしたが、自分の下心(笑)のためなので、誰かに時間を割いてもらってまで作るわけにもいかず、頑張って完成にこぎつけました。
最終的に、使い勝手はちょっと手間な部分はありますが、思った通りのものになったのでそのまま使っていますし、似たような業務にいくらでも転用できるので重宝しています。とはいえ追加したい機能はまだあるので、いつか重たい腰を上げてより楽にしたいとは思っています。
そんな人間からすれば、ノーコード/ローコードで自分の業務を便利にできる時代はとっても大歓迎です。
作る過程で業務の見直しは必須なので、簡略化できる部分が見つかることもありますし、業務の引継ぎにも役立ちます。業務の平準化に一役買う。何よりちょっとの苦労で自分の業務を楽にできる。なんて素敵。
ローコード開発のいいところは未経験者でも開発できること。システム化したら楽になるのに、という業務があるのなら挑戦してみるいい機会だと思います。
さて、そんなノーコードツールの中で、ランシステムがおすすめしているのは「Platio」です。
「Platio」にはすぐに使えるモバイルアプリテンプレートが100種類以上用意されているため、見た目を設定すればすぐに使えますし、他のシステムとの連携もできるため、自社の業務に合わせたアプリの実現が容易です。
ランシステムはシステム開発もする企業ですが、自遊空間で使用している店舗運営上の情報共有アプリは「Platio」で作成されたそうです。このアプリをもし1から開発していたとしたら数か月かかるという想定だったようですが、なんと1日で完成。開発工数が少なく済む仕組みを持っているため可能になった短期開発です。開発工数を短く、すぐに使えるという点はとても魅力的ですね。
「Platio」にご興味をお持ちの方は以下をご参照ください。ご質問があればぜひお気軽にランシステムまでお問い合わせください。