第16回:地方の店舗営業で発生している赤字・従業員不足を解消するための生産性向上とは(無人店舗と仕組み化)

皆さん、こんにちは。

南波真之と申します。

パーソル総合研究所・中央大学「労働市場の未来推計2030」によるとサービス業は、2030年には日本全体で400万人以上の人手不足が発生するといわれています。

サービス業は今でも人手不足の業界ですが、今後はますます深刻化していく予想になっています。そして、その対策として働く女性、シニア、外国人を増やすという対策もありますが何よりも生産性を上げることが最重要でインパクトの大きい対策ということです。

生産性を上げるために進められているのがITやシステムを使った自動化です。企業としては、人手不足の場合に採用費を多く投下する、賃金を上げる、などの施策を行い人を集めるのが一般的ですがそれだけでは限界もありますので生産性向上の必要性は高まっています。

目次

地方での生産性向上のための無人店舗の例

地方の無人店舗としては岐阜県の飛騨の例が特徴的です。JAひだでは、無線タグを使った無人店舗の導入を進めています。地方や山間地などで運営する小規模店舗は、そもそもの赤字や従業員の不足により経営状態が苦しい状態です。そこで生産性向上のためにITを活用した無人化、自動化を行うことに取り組んでいます。

具体的には、店舗に並ぶ商品に非接触型ICタグ(RFID)をつけることで、それをセンサーで読み取ります。これにより、店舗側からすると在庫管理や入出庫管理を簡素化、自動化することができ、顧客側からすると支払いまでも一気通貫で無人化ができるようになるのです。JAひだでは、JAの組合員に対して利用者カードを貸与して入店管理や支払いを行うようにしていくということです。

まだ本格利用に向けての検証中とのことですが、これが実現してくると店舗営業を24時間営業にでき、利用者の利便性向上が見込まれるという大きな利点も出てくるため、課題となっている赤字や従業員の不足という課題をシステムで解決できるということになります。

このような取り組みの成功例が出てくると、今後日本中で導入がされていくようになると思います。更に赤字や従業員不足は何も地方や山間部に限った話ではないため、同様の課題を持っている皆様にも知っておいて欲しい事例です。

自遊空間の成功したナレッジを元に作った無人店舗パッケージ

いかがでしたでしょうか。

具体的にJAひだの事例を取り上げて、実店舗における、赤字と従業員不足という2つの課題を解消するための取り組みを紹介してきました。

事例を見て感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、このような仕組みは1から作っていてはとても大変です。すでにある成功事例のナレッジが使えるととてもいいですよね。

ランシステムが運営している自遊空間というネットカフェ店舗も現在無人化されています。そしてこの度、ノウハウをパッケージ化して提供開始しました。

「無人化ソリューションパッケージ」といい、自遊空間と近い形での店舗運営をされている場合にはそのまま適用することで手間や負荷を最小限に無人化が実現されます。

本来、DX化を進めていくということは、大きな工数やコストを使い一定以上の期間を想定して投資をしていくものですが、すでに実績のあるシステムのノウハウを利用できるというのは非常に有益です。

無人化ソリューションパッケージに興味を持った経営者や責任者の方、まずはお話を聞いてみたい、詳しく知りたい、という場合は、以下のページをご覧の上、「無人化ソリューションパッケージ」についてお問い合わせしてみてはいかがでしょうか?

人手不足に対応!『無人化ソリューションパッケージ ネットカフェVer』

YouTubeには、この仕組をどのように自遊空間で利用しているのかが分かる動画がありますので、ぜひご覧ください。

今と昔でどう違う?自遊空間のDX化の現状

(参考)無人店舗導入めざす 過疎地の存続問題解消 年中無休や24時間営業も 岐阜・JAひだ – 日本農業新聞

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