昨年12月より受付を開始したIPマルチコネクトを導入したお客様の施設を訪れた際に通信速度を測らせてもらいました。使用しているアクセス回線は、弊社が提供しているjiqooひかり(フレッツ光ネクストギガファミリー)です。IPマルチコネクトは、IPoE接続という新しい方式を用いてIPv6ネットワークに接続出来ます。従来のPPPoE接続でIPv4ネットワークに接続するよりも高速且つ安定した通信が行えるのが特徴です。ただしIPoE接続で繋がるネットワークはIPv6網のため、IPv4網(いつも皆さんが使っているインターネット)へ接続するためには、トンネル(道路)を作らなければなりません。今回のお客様はヤマハRTX1210を選んでいただきましたので、トンネルを作る設定に対応しており専門用語でIPIPトンネルというのですが、その設定をしてIPv4ネットワークへ接続し500Mbpsオーバーで安定的に接続出来ていました。
なおこの施設は、無線LANでPC、スマホ、タブレットに加え、IoT機器が合計200デバイス程度繋がる環境でアクセスポイント数も多いのでDFSや電波干渉が少なくなるよう、電波のチャンネル幅を狭めるなどのチューニングを行いました。アクセスポイントの配置についても丁寧に設計させて頂き、5階建の施設全域のヒートマップも綺麗に取れました。通信速度についても無線LANで200Mbpsオーバーで安定してます。
しかし、5階建てビルの新築工事まもなく竣工です。感染症感染防止を配慮しながらの作業大変でしたがなんとかここまでたどり着きました。ご協力頂いた関係者の皆様にも感謝です。ありがとうございました。
従来のPPPoE接続で遅い。ダークファイバー接続サービスは高額だし回線引き込みに数ヶ月かかってしまう。とお悩みの方、無線LAN環境でお困りの方、お気軽にご相談下さい。「IPマルチコネクトサービス」はIPv4 over IPv6技術(v4固定IP接続方式)により、IPv6インターネット上でIPv4インターネット接続を実現します。web会議、リモートアクセスを高速かつ安定利用したいお客様やIPアドレスによるアクセスコントロールを実現したいお客様にお勧めします。詳細はこちらをご覧ください。