皆さん、こんにちは。
南波真之と申します。
現在多くの業種で無人店舗化が進んできています。これもコロナウイルスによって生まれたソーシャルディスタンスや店舗型ビジネスの人材不足が影響しているものと思われます。
無人店舗化が進む業種の1つが、アパレルです。
アパレルは店舗型販売とECによる販売があります。ECは便利ですが、試着や触った際の生地感などは実際に店舗で体感しないと判断ができないため、店舗型での販売を求めている顧客も多くいます。
しかし、スタッフを採用し開店中は1人以上配置しておくことによるコストが大きく、人が少ない店舗には買い物客もなかなか入りづらいという意見もあります。更に自分から声をかけるならともかく、店舗スタッフの方から声がけしてもらうことを苦手に思う人も多くいます。実際、私もその1人です。
そこで無人店舗の仕組みを作ることは今の課題を改善する1つの方法と言えます。
アパレルにおける無人店舗が次々と増加
現在いくつか成功例もでてきており、吉祥寺の無人古着屋『SELFURUGI』では、無人店舗によって人件費の大幅削減を実現し、週の総労働時間が最大10時間程度にまで抑えられているということです。
どのようにしているかというと、買い物客は無人の店舗に入店し、商品を選びます。その後の会計はセルフレジの要領でラーメン屋などでよく見るチケットを買うことで行うという仕組みです。よく、万引きなどの被害は大丈夫なのかという心配の声がありますが、この企業では万引き数はゼロだといいます。これは、監視カメラの設置に加えて、大通りに面しておりガラス張りの外装のため、監視がしっかり行き届いていることがあるといいます。
他にも、大分県別府市でオープンした無人古着屋も同じような形でアパレルの無人店舗を運営しています。こちらは、もう少しアナログな形でやっているようで、監視カメラは複数配置していますが料金は料金箱に入れて支払うような仕組みになっていました。
まだ取り入れられる仕組みや施策は豊富
アパレル店は何店舗も運営している大きい企業から、かなり少数で1店舗運営をしている企業まで様々です。今回取り上げた例は少数運営かつ少ない店舗運営でしたが、ビジネスのボリュームが大きくなればなるほど無人店舗の仕組み化は効果を発します。
例えば、レジの無人化は一番わかりやすいです。大手のファストファッションブランドでは数年前からセルフレジを導入していますが、レジに配置するスタッフの人件費やレジまわりのオペレーションについてもかなりの削減が見込めます。また、入店もスマートフォンなどで発行する二次元コード(QR)をかざさないと入れないようにしておくことで万引き対策も可能です。それでも接客が必要な場合もありますのでそこはリモート接客システムのような形にし、相談ブースとモニターとカメラなどを用意して本部のカスタマーサポート部門やファッションアドバイザーのような方がまとめてご相談に対応する方法を取れば店舗に人がいる必要がなくなります。
このように、非常に多くの方法の選択肢がありますので無人店舗を検討している企業の方はご参考になりましたら幸いです。
自遊空間の成功したナレッジを元に作った無人店舗パッケージ
今回は、増えてきているアパレルの無人店舗の実態とさらなる施策について紹介してきました。
こういった無人化の仕組みを取り入れることでコストの削減や売上、利益の増加を望める業種業態は多くあります。その際に仕組みは1から作っていてはとても大変です。すでにある成功事例のナレッジが使えるととてもいいですよね。
ランシステムが運営している自遊空間というネットカフェ店舗も現在無人化されています。そしてこの度、ノウハウをパッケージ化して提供開始しました。
「無人化ソリューションパッケージ」といい、自遊空間のように何らかの業種業態で施設、店舗運営をされている場合にはそのまま適用することもできますし、カスタムして適用することもできます。これによって、手間や負荷を最小限に無人化が実現されます。
本来、無人店舗、無人接客を進めていくということは、大きな工数やコストを使い一定以上の期間を想定して投資をしていくものですが、すでに実績のあるシステムのノウハウを利用できるというのは非常に有益ですし、様々な使い方ができるものです。
無人化ソリューションパッケージに興味を持った経営者や責任者の方、まずはお話を聞いてみたい、詳しく知りたい、という場合は、以下のページをご覧の上、「無人化ソリューションパッケージ」についてお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
YouTubeには、この仕組をどのように自遊空間で利用しているのかが分かる動画がありますので、ぜひご覧ください。
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