こんにちは。ランシステムのヒロ田中です。
河川カメラに不正アクセスというニュースがありました。
最近ではYouTubeでLive配信などもしていて、河川に近づかなくても安全な所からパソコンやスマートフォンで河川の状況を確認できる便利なものなのですが…
国土交通省近畿地方整備局が管理する河川の監視カメラ約800台のうち261台が、不正アクセスの被害を受けた可能性があり、1月中旬から運用を休止していることがわかりました。
Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/pickup/6455718
河川カメラとは、河川の水位や流量をモニタリングするために設置された IoT 機器の一つであり、非常に重要な役割を果たしています。しかし、近年、河川カメラに対する不正アクセスが問題となっています。このような不正アクセスは、しばしば踏み台として利用され、乗っ取りや DDoS 攻撃につながることがあります。
不正アクセスとは、正当な権限を持たない人が、システムやネットワークに不正にアクセスすることを指します。河川カメラに対する不正アクセスは、ハッカーによるものや、不正な目的を持った人物によるものがあります。
河川カメラが乗っ取られた場合、水位や流量のデータが改ざんされる可能性があり、その結果、洪水や土砂災害の予測が困難になることがあります。また、河川カメラが踏み台として利用されると、他の攻撃に利用される可能性があるため、注意が必要です。さらに、不正アクセスによって、カメラの映像や音声が盗聴されることもあります。
このような問題に対応するためには、河川カメラのセキュリティを強化する必要があります。まずは、カメラへの不正アクセスを防ぐために、適切な認証システムを導入することが必要です。また、データの改ざんを防ぐために、データの完全性を確保する仕組みを整備する必要があります。さらに、万が一に備えて、災害発生時には、バックアップシステムや復旧計画を策定しておくことが重要です。
最近の河川カメラに対する不正アクセス事件は、IoT 機器のセキュリティ強化がますます求められることを示しています。また、踏み台として利用されることで他の攻撃にもつながるため、注意が必要です。情報セキュリティの重要性を再認識し、セキュリティ対策を進化させることが求められます。
さて、ランシステムではウイルス検知率において高い評価を得ているウィズセキュア社とパートナー契約を締結し、アンチウイルス製品を販売しています。
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IoT 機器を狙ったサイバー攻撃はますます増加してくいと考えられています。
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