こんにちは、吉政創成 菱沼です。
店舗の省人化・無人化と言われると、想像する多くが飲食店や小売店、自遊空間やスポーツジムのような設備が提供されている場所になるのではないかと思います。実際、これまで紹介してきた事例のほとんどがそうした業種でした。
そんな中で、あまり省人化・無人化の事例として病院に注目されることはあまりなかったかと思うのですが、実は比較的新しい病院では省人化が非常に進んでいるように感じることがありました。
今回は病院で行われていた取り組みを基に業務の省人化や店舗の無人化について考えてみたいと思います。
病院の受付が楽になってる!!(※患者目線)
医療機関の方々が様々な事情がある中でいろいろな工夫や苦労をなさっていることは重々承知なのですが、病院での待ち時間を結構負担に思うことがあります。
その負担を感じる場面は、受付でのやり取りや診察までの待ち時間、会計待ちで感じることがほとんどです。特に小さな子供を連れていたり、体調が悪すぎたりするときの受付での問診票への手書き記入、地味に面倒だなと…。
また、最近では予約と順番が確認できるシステムは導入されている病院が増えましたが、順番が来たと思って行っても意外とかなり待たされることや、なんなら向かっている途中で急に順番が進んでしまったために結局かなり待つといったこともあります。予約時間から1分すぎたからダメです、順番取り直し!なんて言われたこともありました。
病院の運用ルール上の問題なので仕方ない部分ですし、検討の余地はありそうに思いますが、とりあえずWeb予約システムがあるだけでもとても助かるのは事実です。
さて、そんな病院あるあるですが、ある病院の受付がとても簡素化されていました。
受診までの流れは、Web予約&問診票等の情報登録→受付→診察→会計と一般的ですが、その過程が非常に簡素化されており、会計に至るまでの病院滞在時間を短く済ませることができました。
これは事前の問診票記入が生かされているように思います。
その病院では予約した段階で患者がWeb問診票を記入し、その際、クレジットカードと保険証を登録します。これによって受付で問診票を書く必要がなく、また保険証を出す必要もなく、会計では事前登録済みのクレジットカードで決済をしてくれるので現金のやり取りをする必要がありません。(但しクレカ決済オンリーなので、現金払い希望の方には難点かもしれません。)
この仕組みを患者目線で見ると病院に着いたら名前を言うだけで済み、記入の時間を取る必要がありませんし、財布を出してうんぬんも必要ないので非常に楽です。行動を簡素化できるというのは余裕がない病身、付き添いの身としては非常に助かる仕組みと言えます。
また病院目線で見れば問診票に記入された情報をデータ化する必要がなく、現金や紙での接触を減らすことができる上、現金の管理をする必要がありませんので、業務負荷の軽減による省人化実現とスタッフの身の安全の確保につながります。
省人化ポイントは業界によって異なるもののヒントは同じ
今回は病院で実際に体験した事例についてお話してみました。
ちなみに自遊空間の事例で言えば、入会→入室→利用→精算という流れのすべては現地で行われますが、それぞれのタイミングで従業員を介さずとも客だけで済ませられるようにシステム化されたことで業務負荷の軽減と省人化を実現し、最終的に店舗を無人にできる時間帯を作り出すことが出来ています。
業種業態に限らず、またすべての業務でなくとも、こうした省人化の仕組みを取り入れられるポイントを見つけられれば業務の負荷を軽減させられると思います。
昨今、どの業界も人手不足が深刻化し、採用面でも求める人材がなかなか見つけられないと聞きます。
人材の採用が難しいのであれば、今ある業務負担を軽減させることで、今いる従業員により難度の高い業務や管理の部分を担当してもらえるようになれば、人手不足を解消するだけでなく、従業員自身のスキルアップにもつながっていくのではと思います。こうした省人化がどんどん進んでいくことで、いい方向につながっていくといいですね。
ところで自遊空間で利用されているシステムはランシステムによって開発され、ソリューションとして以下をパッケージとして販売されています。(単品での購入も可能とのこと)
- 無人入会システム
- セルフ入場システム
- QR鍵システム
- セルフ移動システム
- セルフ精算システム
- 清掃解除システム
- リモート接客システム
各システムを開発する中で培った省人化のノウハウや無人化店舗実現に至るまでの経験、運用中に起きた課題の乗り越え方なども併せてアドバイスしてくださるそうなので、いま店舗の無人化・省人化を取り入れようとされている中で課題を抱えているようでしたら、問題解決の糸口として一度ご相談されてみるのはいかがでしょうか?
このパッケージについてご興味がある方はぜひランシステムまでお問い合わせください。