調理も無人化?人手不足解消に向けた工夫は広がっていく模様

こんにちは、吉政創成 菱沼です。

人手不足が叫ばれている昨今、アバター接客やロボットの活用など様々な取組みや試みが行われているようで、いろいろな手段で人手を掛けずにできることを模索していることがうかがえます。

そんな中、今までに見たことが無かったように思う事例を1つ見つけました。なんとレストランでの調理用ロボット活用です。

家庭用調理ロボットを使っているご家庭はあるかと思いますが、飲食店での事例では見かけたことが無いように思います。今回はこちらの事例から無人化・省人化について考えてみたいと思います。

目次

山梨県庁のレストランで、無人調理を実践中。

見つけた事例の記事はこちら。

調理ロボットの実証実験 飲食業界の人手不足解消へ 山梨県庁

なんと山梨県庁のレストランで調理用ロボットを活用しての実証実験です。

この調理用ロボットは省人化や無人化を目的に開発された炒め物の調理を自動でできるものだそうで、実際に現場で使ってみることで、その活用法や課題を探るのが現時点での狙いとのこと。

使い方としては、

1.客が食材を買う
2.ロボットのパネルの指示に従って調味料や具材を入れる
3.完成後、自動洗浄する

という流れだそう。

新たな取組みという事もあって、協力先を探すのは大変そうですが、山梨県のスタートアップ企業への支援の一環で実現した今回の取り組み。行政が協力してくれることで、現場でしか分からない自動化に対する課題の洗い出しや解決はもちろんのこと、周囲に知ってもらうきっかけにもなりますので、今後の期待感へもつながりそうです。

調理現場にもロボット参入、新たな省人化実現なるか

今まで見てきた事例では、調理スタッフが裏側にいて提供はロッカーみたいなものを経由するテイクアウト店や、食品工場でのロボットによる調理で出来るところまで加工(真空調理や急速冷凍)して、現場では簡易的な作業のみといった形の話は聞いたことがありましたが、店舗で「客」が食材を調達してロボットに入れるというのは新しい気がします。

確かに最近、調理ロボットが家庭で人気になっていて、活用されることが増えているという話を見聞きしていますので、あってもいい話なんだと思います。

客が食材も確保してくるとなると、もはやそれはレストランなのか?という疑問はわきますが、缶詰専門店のようなものもありますし、シーンを変えて考えてみると、スーパーの片隅に設置したら喜ぶ方がいそうですし、なにより子どもは喜びそうだなという感想を抱きます。

ただ…客が食材を入れるとなると、指定の食材以外を入れる人も出てきそうですが、その場合はどうなるんでしょうかね。なんにせよわくわくする層は確実にいそうです。

個人的には省人化というより、集客力がありそうな仕組みだなと思いました。

とても面白い試みだと思いますし、今まで無理だと思っていた業務を無人化できるのではないかという希望が湧いてきます。せっかくの新たな取組み、成功して欲しいですね。

無人化・省人化は無理なく、確実に進めていければいいと思う

さて、今回の事例のような、過去にないソリューションを開発したり、既存の仕組みを別用途や場所を変えて使ってみたりといった形での省人化・無人化というのは始めるまでのハードルがなかなか高いようにも思います。ただ、最近は店舗の無人化・省人化を多くの企業が様々な取組みをしていますので、様々な会社の事例やソリューションが少し調べるだけでも見つかります。なのでまずは、そういった事例を見て、自社でも取り入れられそうなものから模索されていくのが一つのステップとするのも良いのではと思っています。

省人化・無人化に成功している一つの例として、ランシステムが運営する自遊空間があります。

自遊空間では段階を追って、既存業務をシステム化するなどで省人化しており、結果、多額のコスト削減に成功しました。さらには最終的に店舗の無人時間を作り出せるほどの成功を収めています。

以下が自遊空間で稼働しているシステムです。期間を多少空けつつ、順番に開発・導入しており、システム化による投資はおおよそ8~18か月程度で回収できたそうです。

  • セルフ精算システム
  • セルフ入場システム
  • 清掃解除システム
  • QR鍵システム
  • 無人入会システム
  • リモート接客システム
  • セルフ移動システム
  • ノーコード開発ツールPlatioを使った在庫管理システム

また、これらの自遊空間で使用されているシステムはパッケージとして販売されており、他社への導入実績を積み重ねています。

自遊空間だけでなく、様々な企業での無人化・省人化に至るまでの経験やノウハウ、運営中に起きた課題の解決策なども併せて人手不足や店舗DXについてのアドバイスをしてくださるそうです。いま、店舗の無人化・省人化を取り入れようとされている中で課題を抱えているようでしたら、問題解決の糸口としてご相談されてみるのはいかがでしょうか?

このパッケージについてご興味がある方はぜひランシステムまでお問い合わせください。ひとつずつでも購入できるそうなので、どうぞお気軽に。

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