こんにちは、穂苅智哉と申します。
DX(デジタルトランスフォーメーション)は、ここ数年とてもよく聞く言葉になりました。DXは、「デジタル技術を使ったビジネスの変革」とされていますが、令和3年版の情報通信白書の定義では以下のようになっています。
Digital Transformation (デジタルトランスフォーメーション) 企業が外部エコシステム(顧客、市場)の劇的な変化に対応しつつ、内部エコシステム(組織、文化、従業員)の変革を牽引しながら、第3のプラットフォーム(クラウド、モビリティ、ビッグデータ/アナリティクス、ソーシャル技術)を利用して、新しい製品やサービス、新しいビジネスモデルを通して、ネットとリアルの両面での顧客エクスペリエンスの変革を図ることで価値を創出し、競争上の優位性を確立すること
(参考:令和3年版の情報通信白書 – 総務省)
定義を見るとやや理解するのが難しい抽象度ですが、デジタルを利用して新しいビジネスを創出し企業の優位性を上げていくこと、というようなまとめ方になるかと思います。
しかし、まだまだこのDXが十分にされている企業も多くないと思っていますし、業種業界で区切ってみるとまた別の観点が見えてきます。
今回は、店舗ビジネスにおけるDXを見ていきます。
店舗DXとは?
まず、店舗ビジネスにおけるDX(店舗DX)を考える際に、普段皆さんが店舗に行って感じるデジタル・DXはどのくらいありますでしょうか。
令和3年版の情報通信白書に、業種別のDXの取組状況の調査結果がありました。これを見ると、いわゆる店舗ビジネスになる「小売業」「宿泊業、飲食サービス業」「生活関連サービス業、娯楽業」などを見ると、軒並み「DXを実施していない、今後も予定なし」という回答が60%前後あります。この調査結果を見ると、そこまで店舗ビジネスにおけるDX化というのは必要とされていないのではないかと思ってしまいます。
(参考:令和3年版の情報通信白書 – 総務省)
しかし、店舗ビジネスでの大きな課題の1つが「人手不足」です。これの解消を行うために、企業ではデジタルの力を使って抜本的な解決策を取っていく必要があることも事実です。
店舗DXの話に戻ります。店舗DXとは、デジタル技術を活用して店舗運営の効率化や顧客満足度の向上を行う取り組みのことです。今までは人手でアナログに行っていた業務をデジタル技術で代替・効率化していき、店舗側の売上や利益率を上げていくことを実現していくものです。
これが実現されてくると、店舗側として多くのメリットが生まれます。例えば、人の業務をシステムで効率化することになるので、システムが動く限りはアルバイトなどの人手を集める必要がなくなります。採用も最小限で良くなり、無駄な業務を削減することができます。更に、顧客の情報や行動をデータとして分析する事ができるようになりますので、実際のデータを見ながら適切なサービス提供が行えます。在庫管理などもデータです管理できるようになれば、更に店舗DXが促進されてきます。
店舗DXのポイント「無人店舗」
店舗DXを実現していくためには様々なポイントがありますが、今回は「無人店舗」を考えてみます。無人店舗は、人がほとんど介在せずに運営する店舗のことです。受付、接客などはシステム側で対応し、人は全体の管理や商品補充などシステムで対応が難しい部分を行うような分担になります。
すでに、いくつかのコンビニや室内ゴルフ練習場、フィットネスジム、ホテルなどでは無人店舗で運営されているところも出てきており、店舗型のビジネスを行っている企業にとってはこれから考えるべき1つの側面ではないかと思います。
店舗DXの1つ、無人店舗は何からやればいいかが分からない。でも、パッケージ化されたソリューションがあります。
店舗DX、無人店舗についてはやることや考慮することが多く、実際に何からどのように進めたらいいのかが分からない企業様も多いのではないでしょうか。その場合には、一度パッケージ化されたソリューションを見てみるのが良いでしょう。
このコラムを掲載しているランシステムが運営している自遊空間というネットカフェ店舗も現在無人化されています。更にそのノウハウをパッケージ化して、店舗運営をされている企業様向けに提供をしています。
「無人化ソリューションパッケージ」といい、自遊空間のように何らかの業種業態で施設、店舗運営をされている場合にはそのまま適用することもできますし、カスタムして適用することもできます。これによって、手間や負荷を最小限に無人化が実現されます。
本来、無人店舗、無人接客を進めていくということは、大きな工数やコストを使い一定以上の期間を想定して投資をしていくものですが、すでに実績のあるシステムのノウハウを利用できるというのは非常に有益ですし、様々な使い方ができるものです。
無人化ソリューションパッケージに興味を持った経営者や責任者の方、まずはお話を聞いてみたい、詳しく知りたい、という場合は、以下のページをご覧の上、「無人化ソリューションパッケージ」についてお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
YouTubeには、この仕組をどのように自遊空間で利用しているのかが分かる動画がありますので、ぜひご覧ください。
・ITで店舗を無人化や省人化して人手不足を解消。自遊空間のDXをご紹介
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