インターネットの安全・安心ハンドブックをNISCが公開!今から始めるサイバーセキュリティ対策(ヒロ田中のお知らせです!)

こんにちは。ランシステムのヒロ田中です。今回のお知らせです!

近年、サイバー攻撃はますます巧妙化し、大企業だけでなく中小企業にとっても深刻なリスクとなっています。
「うちの規模では狙われないだろう」と油断していませんか? 万が一攻撃を受けて事業が停止した場合、顧客や社会からの信頼を大きく損なう恐れがあります。このような現状を踏まえ、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)が中小企業向けにわかりやすくセキュリティ対策を解説した「インターネットの安全・安心ハンドブック(中小企業等向け)」を公開しました。

本ハンドブックは、OSやソフトウェアのアップデートから多要素認証、そしてフィッシング詐欺への対処など、基本的かつ重要なセキュリティ対策をイラスト入りで解説しています。具体的な事例も豊富に示されているため、セキュリティ担当者だけでなく、知識があまりない方でも導入のヒントを得やすい内容となっています。
ここでは、その中から特に押さえておきたいポイントをいくつかご紹介します。

目次

基本セキュリティ対策のポイント

OSやソフトウェアは常に最新の状態に

サイバー攻撃者は、ソフトウェアの脆弱性を突いて侵入を試みます。日々見つかる脆弱性を塞ぐためにも、OSやアプリケーションは定期的にアップデートすることが重要です。パソコンやスマートフォンだけでなく、ネットワーク機器のファームウェア更新も忘れずに行いましょう。

多要素認証

IDとパスワードだけでなく、生体認証やワンタイムパスワードなど複数の要素を組み合わせてログインする仕組みです。パスワードが漏洩しても、不正ログインを防止できる強力な対策と言えます。主要なクラウドサービスやメールアカウントでは多要素認証を導入できるケースが増えていますので、ぜひ活用してください。

フィッシング詐欺への用心

有名企業や銀行を装ったメールやSMSが送られ、偽サイトに誘導されることでIDやパスワードを盗まれる手口です。「最近アカウントがロックされました」「本人確認のためにクリックしてください」といった文言があれば要注意。URLを安易にクリックせず、公式サイトを直接訪問して確認する習慣をつけましょう。

データ保護とバックアップの重要性

万が一、ランサムウェアによってデータが暗号化されても、最新のバックアップがあれば短時間で復旧が可能です。定期的にデータを複製し、社内とオフラインまたはクラウド上など複数の場所に保管することで、リスクを大幅に低減できます。

困ったときは早めに相談

サイバー攻撃を受けたかもしれない、偽サイトに情報を入力してしまったなど、一人で抱え込むと事態が深刻化する場合があります。NISCやIPA(情報処理推進機構)、警察などの相談窓口はもちろん、社内外の専門家に早めに助けを求めることで被害を最小限に抑えられるでしょう。

まとめ

このほか、ハンドブックでは「従業員向け研修のポイント」や「事業継続計画(BCP)の視点」など、中小企業が今すぐ役立てられるヒントが数多く提示されています。セキュリティツールの導入にはコストがかかるケースもありますが、被害に遭った際の損失と比較すると、予防投資のほうがはるかに安上がりです。

NISCが運営する「みんなで使おうサイバーセキュリティ・ポータルサイト」では、最新の攻撃動向や具体的な対策事例が随時更新されています。貴社の状況に合わせ、ハンドブックと併せてチェックしてみてください。

▼みんなで使おうサイバーセキュリティ・ポータルサイト
https://security-portal.nisc.go.jp/

サイバー攻撃のターゲットは大企業に限ったものではなく、むしろセキュリティ対策の手薄な中小企業ほど狙われやすい傾向にあります。社員や取引先の信頼を守り、事業を止めないためにも、この機会にぜひ「インターネットの安全・安心ハンドブック」をご一読ください。専門知識がなくても始められる対策が多く紹介されていますので、まずは身近なところから取り組むことをおすすめします。「うちの会社は小さいから……」と油断していると、いつのまにか攻撃者の標的になっているかもしれません。大切な事業と情報を守るためにも、今すぐ行動を起こしましょう。

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