こんにちは、吉政創成 菱沼です。
ここ数年ほどで人気が高くなったコワーキングスペース。最近ではただスペースを提供するのではなく、コーヒーや軽食、素敵な景色が見られる席を用意するなど、居心地のいい環境を提供するというスタイルの店舗が増えているようです。中には映画や書籍・漫画を用意するところまであるのだとか。いろいろとサービス面を充実させている店舗が増えてきているようです。
また無人・省人で運営されている店舗も多いようで、そうした店舗ではスマートロックや顔認証端末、精算システムなど、様々なソリューションが活用されているようです。
そこで今回は、コワーキングスペースと無人・省人運営について考えてみたいと思います。
使ったことがあるコワーキングスペースの実体
私自身もコワーキングスペースを使用したことがありますが、最近は使用することがなく、専ら自宅での作業ばかりなので、冒頭で挙げたような至れり尽くせりなサービスがあるようなところは使用したことがありません。
今まで使用した店舗にはスタッフがおらず、コーヒーやコピー機等の必要最低限な設備がある程度のところばかりでした。まあ。集中して仕事をしたいだけなので、それでもかまわないと言えば構わないのですが。ただ軽食が頼めるのは便利ですよね。食べに行くのも買いに行くのも正直面倒で、U〇er頼もうかなと思ってましたし。
サービス面については一旦横に置き、無人経営という観点での設備を思い出してみます。
コワーキングスペースを月単位で契約していたこともありますが、その店舗ではカードキーを最初に渡され、好きな時に行き、空いている席に座るというスタンダードタイプでした。お支払いは自動引き落としです。
時間単位で借りたところでは、鍵が開きっぱなしで入り口にある監視カメラで入退室を確認しているというスタイルのところもありました。こちらはあるサイトを経由しての利用だったので、そのサイトで決済を行う形です。
どちらも何か問題が起きれば電話で問い合わせをする形式が取られていました。時間単位で借りたところの中には、監視カメラを入り口だけに設置し、使用時間を過ぎても退店しない場合には警告・課金をするといったところもありました。
コワーキングスペースの人気が出てちょっとしたくらいの頃なので当時はふつうだったと思います。ある意味無駄のないスタイルなところばかりですが、これはこれで良いのです。
最近のコワーキングスペースは進化してるらしい
一方で、最近のコワーキングスペースです。
サービス面もそうなのですが、顔認証、スマートロック、自動精算、生成AIアバター接客などが導入されているようで、いろいろとこなれてきている模様。サービス面が充実しているような店舗での常駐スタッフの有無は詳しく調べていませんが、恐らくいても最低限の人数だと思います。
確かに場所貸しということなので、仕事をするのに必要な設備(座席、コピー機、防音個室、ネットワークなど)が整っていれば、人が必ずいる必要はありません。防犯面での懸念は残りますが、監視カメラはあると思いますので、最低限は何とかなりそうです。
では、実際問題どこまでコワーキングスペースでシステム化が必要なのかという点です。
鍵という点から見ると、正直、鍵あけっぱ店舗は利用を後悔したレベルで怖かったので、QR鍵でも何でもいいのでロックが欲しいです。無人だからこそ遠隔から操作できるものであることも重要です。
店舗視点で見てみると顔認証による要注意人物の管理ができるものだったらなお安心して店舗を運営できるのではと思います。
精算に関して言えば、入り口の監視カメラで入退店を見て、出てかないなら勝手に課金スタイルもいいのですが、トラブルのきっかけになりかねないので、せっかくなら鍵と連動した精算システムが望ましいように思います。
そして接客面ですが、たまにコンタクトを取りたいという事はあったりします。例えば備品切れやちょっと大きなお声のお客様へ注意して欲しいというようなものです。張り紙の警告って自分には関係ないと思う方がほとんどだと思うのであまり効果がないんですよね。こういった場合、頻度はそう多くないので常駐までは必要ないと思いますが、遠隔で良いから直で人に対応して欲しいなと感じてしまいます。
自遊空間と無人・省人店舗運営を支えるシステムたち
ところで、コワーキングスペースとしても利用されることがあるネットカフェ。自遊空間がどのようにしているのかについて改めてまとめてみたいと思います。
自遊空間は無人・省人店舗になっており、入会はもちろん、入場から精算、退店までのすべてがシステム化されています。各個室にはQRコード鍵が使用されており、席移動をしたい場合もシステムで手続きが可能です。QRコード鍵を入退場ゲートにかざすため、利用時間を基に精算データが作成されます。
また、遠隔接客システムでのアプローチに加え、店舗内を遠隔地から監視しているため、トラブルが発生した場合にはすぐに対応が可能になっています。最近では顔認証にも対応できるようになり、要注意人物などの把握もできるようになってきているのだとか。これだけの設備があれば安心して利用できますね。
これらのシステム化に至るまでに、様々な課題があったそうですが、システムの改修や工夫、スタッフの教育を積み重ねてこられたそうです。
スタッフが不在、もしくは少ない店舗において、利用者側が安心して利用でき、提供側もトラブルが少なく運営できる体制・店舗づくりは、売上につなげるのにとても重要なポイントだと思います。実際問題があると思った店舗には使ってる最中からもう絶対使わないと心に決めていたくらいです。大切です…。
ランシステムでは、コワーキングスペースやネットカフェ、フィットネス、カラオケ、ホテルなどのサービス業における無人化・省人化のお手伝いをしています。自遊空間で利用されているシステムを実際に導入することも可能ですし、今の形態にいたるまでの間に経験した課題の解決方法についてもアドバイスすることも可能だそうです。
これから店舗の無人化・省人化を目指される企業様、すでに無人化・省人化を進めたものの課題を抱えている企業様、一度ランシステムに相談されるのはいかがでしょうか?
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