こんにちは、穂苅智哉と申します。
2024年以降、企業が無視できなくなっているのが、ネットワークの可用性とサイバーセキュリティの両立です。特に多拠点を展開する小売・飲食業などの現場では、通信が途絶えることでレジや在庫、決済、従業員の勤怠管理まで業務全体が停止する事態も発生しています。
店舗ビジネスにとって「ネットワークが止まること」は、もはや一時的なトラブルでは済まされません。“止まらないITインフラ”の整備は、経営課題の一部と捉えるべき時代です。
通信障害・VPN脆弱性に関する現実的なリスク
IPA(情報処理推進機構)の「情報セキュリティ10大脅威 2025」(※1)によれば、VPNルーターの設定不備やソフトウェアの更新不足を突いた侵害事例が引き続き発生しており、業務停止や情報漏えいに直結するケースが多いと指摘されています。
企業ネットワークの回線冗長性・可用性の確保が十分でないことによるトラブルが、特に中堅・中小企業で課題となっているということもあります。
(※1)IPA「情報セキュリティ10大脅威 2025」:https://www.ipa.go.jp/security/10threats/eid2eo0000005231-att/setsumei_2025_soshiki.pdf
ネットワーク機器としてヤマハが選ばれる理由
こうした課題が顕在化してきている中で注目されているのが、解決できる方法としてのヤマハ製のVPNルーターやL2スイッチを活用した堅牢なネットワーク構成です。
主な特徴はこちらのようなものです。
- VPNの安定性(IPsec/L2TP対応、高スループット)
- 設定GUIのわかりやすさと保守性
- クラウド経由の集中管理(YNO:Yamaha Network Organizer)
- 長寿命設計・国内サポートの信頼性
ヤマハ製品は、自治体・医療機関・教育機関などの公的機関でも多く採用されており、「止まらないこと」への実績が豊富です。
ヤマハソリューションで仕組み化する
このコラムを執筆しているランシステム株式会社では、ヤマハ製品の性能を最大限に活かすための導入・設計・運用支援を一貫して提供しています。
いくらネットワーク機器が優れていたとしても、上手く使いこなせないと意味がありません。更に、導入だけではなく運用フェーズについてもしっかりと考えなければなりませんので、正しい知識と豊富な実績をもとにした「仕組み化」を考えましょう。
例えば、VPN等であれば以下のようなポイントがあります。
- 本部−店舗(拠点)間のVPN構築と統合設計
- 拠点の回線状況に合わせた最適なネットワーク構成
- 障害発生時のリモート対応・トラブル対応のアウトソース
- 計画的な段階導入と拠点展開のスケーラビリティ
これにより、「店舗ごとに異なる通信機器を置いて運用がバラバラ」といった課題から脱却し、本部主導での安定したネットワーク運用が実現できます。自社だけでできるのであれば問題ないですが、専門家のサポートも入れながらネットワーク設計をしていくほうがリソース問題がなく効率が良い企業は積極的にチェックしてみてください。
通信障害やサイバーリスクが「前提」になった今、ネットワークは重要な経営インフラです。その基盤にタフで実績あるヤマハ機器を使い、仕組みとして整備することが、店舗の現場と本部の両方に安心をもたらします。
ランシステムは、ヤマハネットワーク機器のプロフェッショナルです。多くの企業様のネットワークを支えているヤマハのネットワーク機器ですが、省スペースでハイパフォーマンス、耐久性が良いため複数拠点間でのネットワーク環境を構築するケースや、店舗型のビジネスをされているお客様のネットワーク環境に適しています。ご興味ある方は専用ページをご覧ください。
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