こんにちは。ランシステムの荻野です。今回は私のコラム第13回目です。
厳しい残暑の中、自遊空間 BIGBOX高田馬場店内のJiqoo Racing 高田馬場に設置されたレーシングシミュレーター施設は、いつにも増して熱気に満ち溢れていました。高性能なPCが並び、最新のステアリングコントローラーが輝くその空間で、いよいよ本格的なiRacingオフラインレースが開催されるのです。ただのレースに終わらないこのイベントには、スーパーフォーミュラドライバー『小出 峻』プロと、スーパーフォーミュラ公式カメラアシスタント『きのちゃん』という、異色のゲストが招かれるとあって、多数のお客様にご来店いただきました。
イベントはまず、ゲストのお二人によるスペシャルマッチ「エキシビションハンデバトル」から幕を開けました。現役トップドライバーである小出プロと、まさかのスーパーフォーミュラ公式カメラアシスタントきのちゃんという組み合わせに、観客の誰もが「どうなるんだ!?」と息を呑みます。用意されたルールは、小出プロには厳しい20秒のハンデが課せられ、きのちゃんは持ち前の度胸とチャレンジ精神で挑むというもの。スタートが切られるやいなや、小出プロは、20秒のハンデをものともしない、まさに「プロの技」でコーナーを駆け抜けます。一方のきのちゃんも、お約束(笑)のスタートでスピンをしてしまいましたが、普段は見せない真剣な表情でステアリングを握り、時にはコースアウトしそうになりながらも、懸命に逃げ切り、会場の笑いと応援を誘いました。結果は小出プロの貫禄勝ちでしたが、きのちゃんの健闘ぶりも光り、レース後の和やかなトークでは、お互いの健闘を称え合う姿に、会場は温かい雰囲気に包まれました。
そして、イベントのメインコンテンツである「チーム形式での耐久レース」がスタート。参加者は事前に組まれたチームに分かれ、小出プロもいずれかのチームに加わり、共に戦うという夢のような企画です。iRacingのリアルな物理シミュレーションは、まるで本物のレーシングカーを操縦しているかのような感覚をもたらし、参加者たちは真剣そのもの。各チームはピット戦略、ドライバー交代のタイミングなど、様々な要素を考慮しながら、白熱したバトルを繰り広げます。時には接触もあり、ハラハラする場面も多々ありましたが、それもまた耐久レースの醍醐味。小出プロのチームは、やはりプロの走りで安定したラップタイムを刻み、チームメイトに的確なアドバイスを送る姿は、まさに頼れる司令塔。参加者たちは、プロドライバーの隣で共に戦うという貴重な体験に、目を輝かせていました。きのちゃんも、レース中は観客席から熱烈なエールを送り、長時間にわたる耐久レースは、どのチームも力を出し切り、感動的なフィニッシュを迎えました。優勝チームの歓喜の声、そして惜敗したチームの悔しさ、しかしそれ以上にレースを完走した達成感や緊張から解放された安堵の表情が印象的でした。

そして、イベントでは小出プロときのちゃんによるサイン会が開催されました。普段はなかなか直接触れ合うことのできないお二人に、参加者たちは目を輝かせながら色紙やグッズを差し出し、小出プロは一人ひとりに丁寧にサインをし、質問にも気さくに応じる姿は、トップドライバーとしての顔だけでなく、温かい人柄が垣間見える瞬間でした。きのちゃんも、持ち前の明るさで参加者と笑顔で言葉を交わし、サインに添えるイラストをリクエストされる場面も。参加者にとって、このサイン会は、単なる記念品以上の、忘れられない「体験」そのものだったでしょう。
今回のiRacingオフラインレースは、ただシミュレーターで遊ぶだけでなく、プロドライバーとの直接交流や共に戦う体験を通じて、モータースポーツの奥深さや楽しさを再認識させてくれる、忘れられない一日となりました。eスポーツの可能性、そしてリアルモータースポーツとの架け橋となるレーシングシミュレーターの魅力が存分に発揮されたこのイベント。小出プロ、きのちゃん、そして参加者全員の熱い想いが交錯した楽しいイベントとなりました。次回も開催予定ですので、ご参加お待ちしています。
会場の通信は終始安定していて、特にiRacingというオンラインベースの競技において最も懸念されるインターネット通信は、滞りもなく円滑なイベント進行ができました。 当社の自遊空間において、リアル店舗で稼働実績のある通信ネットワークの御相談もお待ちしております。


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