皆さん、こんにちは。南波真之と申します。
今回は、聞く機会が増えてきた「店舗DX」について取り上げていきます。
店舗DXとは?
DXという言葉をとても多く聞くようになりました。DXは Digital transformationであるという部分を知っている人は多いと思います。それでは、DigitalのTransformationというのはどういうことなのでしょうか。野村総合研究所(NRI)の用語解説ページを見るとこのように書いてありました。
企業が、ビッグデータなどのデータとAIやIoTを始めとするデジタル技術を活用して、業務プロセスを改善していくだけでなく、製品やサービス、ビジネスモデルそのものを変革するとともに、組織、企業文化、風土をも改革し、競争上の優位性を確立すること。
つまり、デジタル技術をうまく使うことで業務の改善はもちろんのこと、ビジネスモデルレベルで変革をさせることで企業成長を行うことをDXと呼びます。デジタルツールを入れて特定の部分だけデジタル活用をしている状態はDXとは呼べません。
こう見ると、一体どれだけの企業がDXを実現できているのか、疑問が残ります。
DXが分かったところで、次に本題の「店舗DX」について見ていきます。
店舗DXとは、NECのwisdomサイトのページを見るとこのように書いてありました。
店舗DXとは、実店舗型ビジネスのデジタルトランスフォーメーション化を指します。店舗DXには「実店舗で実施するDX戦略」と「店舗がオンラインで実施するDX戦略」の2種類があります。
実店舗で実施するDX戦略の例:キャッシュレス決済の導入、セルフレジの導入、受発注システムによる受発注業務の効率化、在庫管理システムによる在庫管理の適正化
店舗がオンラインで実施するDX戦略:ECサイトの構築、オンライン予約システムの導入、オンライン接客の導入、チャットボットによる問い合わせ対応の自動化
DXを店舗ビジネスに当てはめると、この引用のように様々な戦略が出てきます。この中でも、「実店舗で実施するDX戦略」の大きな要素にあるのが、「無人店舗」といえます。
店舗DXで、なぜ「無人店舗」が重要なのか
「無人店舗」が重要な理由については、店舗DXを行うメリットを見ていくことでわかってきます。
まずは日本が抱える大きな問題の1つであるサービス業の人手不足の解消があります。パーソル総合研究所の調査によると、2030年には、サービス業の人手不足は400万人と言われており、待ったなしです。従来は人が対応していたレジ業務や会員登録、会員カード発行、また従業員の採用や教育にかかるコストなどが、無人店舗の仕組みによって大きく削減可能になります。
更に、コロナ禍があり非接触や非対面でのサービス提供はむしろ喜ばれるようになりました。こういった理由から、無人店舗というのはDXにおける大きな要素と言え、重要であるのです。
自遊空間の成功したナレッジを元に作った無人店舗パッケージ
とはいえ、店舗DXを一旦どこから手を付けたら良いのかは難しい問題ですし、どこまでやれば良いかも難しいです。そこで、すでに成功したナレッジを使うことで利用イメージを持って運用していくことはとても良い選択です。
ランシステムが運営している自遊空間というネットカフェ店舗も現在無人化されています。そしてこの度、ノウハウをパッケージ化して提供開始しました。
「無人化ソリューションパッケージ」といい、自遊空間のように何らかの業種業態で施設、店舗運営をされている場合にはそのまま適用することもできますし、カスタムして適用することもできます。これによって、手間や負荷を最小限に無人化が実現されます。
本来、無人店舗、無人接客を進めていくということは、大きな工数やコストを使い一定以上の期間を想定して投資をしていくものですが、すでに実績のあるシステムのノウハウを利用できるというのは非常に有益ですし、様々な使い方ができるものです。
無人化ソリューションパッケージに興味を持った経営者や責任者の方、まずはお話を聞いてみたい、詳しく知りたい、という場合は、以下のページをご覧の上、「無人化ソリューションパッケージ」についてお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
YouTubeには、この仕組をどのように自遊空間で利用しているのかが分かる動画がありますので、ぜひご覧ください。
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