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人手不足を感じていない企業がしていること。

こんにちは、吉政創成 菱沼です。

中小企業庁から2024年版の中小企業白書が公開され、この中で深刻化している人手不足問題について取り上げられています。ただ、そんな中でも人手不足をそう感じていない企業があり、そういった企業がどんなことをしていたのかというデータが取り上げられていました。

そこで今回は、この中小企業白書で取り上げられていたデータについてと、その手段に含まれていた自動化について考えてみたいと思います。

目次

労働人口減少は深刻化、人手に困っていない企業は何をしたか。

2030年には生産年齢人口比率が6割以下になると言われています。

今回の中小企業白書では、コロナ禍での落ち込みから売上が回復しているものの、人手不足の深刻化が顕著になっていると書かれています。ただそんな中でも人手不足に困っていないという企業もあるのだとか。

それを示すデータとして、昨年、帝国データバンクが公開した「企業における人 確保・人手不足の要因に関するアンケート」が引用されています。

これは人手不足に困っていないと回答した企業がどんなことをしていたのかというものです。行った施策のトップは賃上げとなっており、それ以外には、働きやすい環境づくりや、定年延長・シニア層の再雇用、企業の人事評価を含めた様々な制度や業務プロセスの見直し、機械化や自動化などがはいっています。

賃上げに関しては、働く側としては嬉しいものではありますが、企業側から見てみると、上がった賃金のままでいられるか、事業継続に影響はないのか、新たに人を採用するときに賃上げ合戦になってしまわないかなどの懸念も出てくるでしょうし、なかなか難しいと思う企業もあるだろうなと思います、

そうなると、賃上げ以外の選択肢を考えるときに気にしたいのは、今働いている人にやめられないように人材を大切にするための施策になると思います。であれば、人事制度の見直しや、一人にかかる負担を軽減する自動化や機械化は、取り組みやすい施策のように思います。また、定年予定の方々の再雇用もしているようですが、これによって人手が不足するまでの時間を多少延ばすことができますので、準備する期間を得られることになります。

少子化が続いている今、これから労働人口を増やすことはなかなか難しい問題です。10年、20年先を見たときに、賃金だけで対応できるとは限らない状況は必ずやってくると思いますので、今のうちに業務の効率化を図るのは急務なんだろうなと思います。

 自動化で進める業務効率化と、省人化・無人化

さて、上記で挙げた手段の中から、ここでは自動化や機械化について考えてみます。

自動化や機械化をしようと思ったときに、どう実現するかといえば、自分たちで作る方法、既存のツールを使う方法、どこかの企業に新たに開発してもらう方法の3種類があると思います。

自分たちで作る場合、昨今話題のPythonを使って作るケースもあれば、ノンコーディング開発ツールなどを使うという方法もあります。が、いずれも、作る側にある程度の知識が必要になります。では、誰かに開発してもらうとなれば、割と自社に沿った形で作れますが、それなりのコストがかかりますし、初っ端から必ず全て希望通りになるかと言えば難しい面があります。

となると、手っ取り早いのは既存のツールの活用です。業務をツールに合わせることになるので、上手くやれば業務改善にもなります。

もちろん、この3パターンを自動化したい業務の対象によって組み合わせてもいいと思います。

例えば、システム開発事業もしているランシステムが運営する自遊空間で使われているツールには以下があります。

  • セルフ精算システム
  • セルフ入場システム
  • 清掃解除システム
  • QR鍵システム
  • 無人入会システム
  • セルフ移動システム
  • 在庫管理システム
  • リモート接客システム

この中のほとんどが自社開発ですが、下の二つだけ他社のソリューションも活用しています。

在庫管理システムはノーコード開発ツールPlatioを使って社員が作ったそうですし、リモート接客システムはRURAという遠隔接客システムを採用して、自社でオペレーションセンターを用意したようです。

自動化・機械化にあたってどの方法が良いのかは状況や業務内容によると思いますので断言はしにくいところはありますが、なんにせよ、まずは業務の見直しが重要になりますので、見直した結果に応じて、いろいろな選択肢から検証することになります。

目的と手段を検討した結果、それをするのに最適なツールが目の前にあって、それを一緒に使った方がより良く、より効率的に実現できると判断できるならそれでいいじゃないということだろうと思います。

ちなみに、上であげたランシステムが開発したツールは購入することもできます。

これらのツールは自遊空間で実際に使われているものなので、改善が必要なところは反映され、ブラッシュアップされています。いまでは自遊空間は無人時間帯を設けられるほど効率化されており、開発コストもあっという間に回収できたのだとか。

導入現場で起きた課題も一つずつ改善していったという経験もありますので、これから店舗の業務をどうしていこうか、無人化・省人化できないか、と考えている企業はぜひ一度ご相談されてはいかがでしょうか。

このパッケージについてご興味がある方はぜひランシステムまでお問い合わせください。ひとつずつでも購入できるそうなので、どうぞお気軽に。

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