こんにちは、穂苅智哉と申します。
セルフレジは、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの小売店で広く導入されてきました。その利便性や効率性から、多くの消費者に受け入れられている一方で、問題も数多く報告されています。特に米国では、セルフレジから再び有人レジに戻す動きが見られ、その現状が注目されています。今回は、米国の現状を参考に、日本でのセルフレジや無人店舗の今後の展望について考察します。
セルフレジは、消費者が自分で商品をスキャンし支払いを行うことで、レジ待ち時間を短縮し店舗運営の効率化を図るシステムです。2000年代初頭から導入が進み、現在では多くの店舗で一般的な存在となっています。しかし、その一方で、技術的な問題や消費者の不満が浮き彫りになってきています。
米国では、セルフレジから有人レジに戻す動きがある
米国では、セルフレジの導入が一時期大きなブームとなりましたが、近年その流れに変化が見られます。イギリスの公共放送であるBBCの調査によれば、セルフレジの導入により、消費者はスムーズに買い物を済ませることができる一方で、商品のスキャンエラーや支払い時のトラブルが頻発しているとのことです。また、高齢者や技術に不慣れな人々にとっては、セルフレジの操作が難しく、買い物のハードルが高まるという問題も指摘されています。
さらに、セルフレジは人が介在しないため、万引きのリスクが高まるというデータもあり、これが店舗側の負担となっています。その結果、多くの店舗が再び有人レジの導入を検討し始めている状況があります。特に、顧客サービスを重視する店舗では、有人レジの復活が進んでおり、消費者からも好評を得ているようです。
日本での今後のセルフレジ、無人店舗の展望
日本でもセルフレジは広がりを見せており、多くのコンビニエンスストアやスーパーマーケットで導入が進んでいます。もちろん、米国と同様の問題が発生する可能性があります。技術的なトラブルや、高齢者への対応が課題となるでしょう。
一方で、日本独自の文化や技術が、セルフレジや無人店舗の進化を後押ししています。例えば、無人店舗の導入は進んでおり、AI技術やIoTデバイスの活用により、消費者の利便性を高める試みがなされています。Amazon Goやローソンのスマート店舗など、買い物体験を革新する新しいモデルが次々と登場して日本で使われています。
これに加え、日本ではサービス品質が重視されるため、有人レジとセルフレジをうまく組み合わせたハイブリッドモデルが普及する可能性もあります。これにより、消費者は自分の好みや状況に応じて選択肢を持つことができるようになります。
人件費をかけずにビジネスオペレーションを構築していくための省人・無人店舗化とは
米国では有人レジへの回帰が見られる一方で、日本ではセルフレジや無人店舗の技術革新が進んでいます。今後、日本においても消費者のニーズに合わせた柔軟なシステムが求められるでしょう。店舗運営者は、技術の進化を活用しつつ、消費者の多様なニーズに応えるサービスを提供することが重要です。
ランシステムが運営している自遊空間というネットカフェ店舗も現在無人化されています。更にそのノウハウをパッケージ化して、店舗運営をされている企業様向けに提供をしています。
「無人化ソリューションパッケージ」といい、自遊空間のように何らかの業種業態で施設、店舗運営をされている場合にはそのまま適用することもできますし、カスタムして適用することもできます。これによって、手間や負荷を最小限に無人化が実現されます。
本来、無人店舗、無人接客を進めていくということは、大きな工数やコストを使い一定以上の期間を想定して投資をしていくものですが、すでに実績のあるシステムのノウハウを利用できるというのは非常に有益ですし、様々な使い方ができるものです。
無人化ソリューションパッケージに興味を持った経営者や責任者の方、まずはお話を聞いてみたい、詳しく知りたい、という場合は、以下のページをご覧の上、「無人化ソリューションパッケージ」についてお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
YouTubeには、この仕組をどのように自遊空間で利用しているのかが分かる動画がありますので、ぜひご覧ください。
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