ヤマハ無線アクセスポイント WLX212ファーストタッチ(オンプレミス編)

7月1日ヤマハより、無線アクセスポイントWLX212が発売されました。6/5のコラムWLX212ファーストルックに続き、今回はWLX212ファーストタッチということで、新しい機能、筆者が注目しているポイントを中心に、実際の設定画面の写真も含め解説していきます。

ヤマハ無線APは原則webコンソールから設定することが推奨されておりますが、WLX212はコマンドラインコンソール、コンソールケーブルから設定ができます。ヤマハルータでお馴染みのコマンドをいくつか実行してみました。安心してください期待通りの動きをしてくれます。何でしょうかこの安心感。

次は外観、今回はホワイトを購入しましたが、WLX212にはブラックがあります。また、電源を切っている状態だとLEDの位置が分かりません。電源を入れると本体に光が浮き出てくるデザイン。ケンジントンロックの穴が右下にあって、LEDは左下から中心に向けて配置されています。電源OFF状態で天井に取り付ける工事を行う際など気を付けてください。

WLX212の特徴の一つに、箱からけてLANにつなぐだけでYNOのクラウドにつながり、そこから設定を行えるもしくは、自動的に設定を流し込む機能がありますが、今回はYNOカウントをまだ持っていない、オンプレミス編で進めて行きます。工場出荷時はdhcpcでアドレス取得しますので、show status dhcpcコマンドでアドレス確認して、いよいよwebコンソールで中身を見ていきます。

デフォルトの設定はこんな感じになります。ネットワーク的にはYNOに繋がってるけど、APのシリアルとデバイスIDを入れてないので登録ができてない状態。

電波の指向性設定は、デフォルトで「電波の指向性あり」

チャンネル幅はデフォルトで広めになってます。ここら辺の設定は、無線LANのチューニングの際に調整をしましょう。

次は、管理画面左上の緑色のボタン「仮想コントローラー」を押してみると以下のような画面が出てきます。

恐らくYNO側でAPの登録が済んでいればこの画面は出ないと思われる。

今回は「オンプレ管理する」を押して進める。

 ここで、仮想コントローラーについての説明が表示されます。

今回は1台で設定を進めているのでクラスターできていません。おそらくL2MSが通るネットワーク上にWLX212が複数台存在すると、1台がマスターになり他がスレーブとなり、まとめて設定が出来る状態となると思われる。ちなみに0/100となっているので、100台まで1クラスターで管理できると思われる。

ヘルプボタンを押してみると、こんなヘルプ画面が出てきました。実際の設定画面と同じヘルプ画面。これは分かりやすいですね。

 

ここから設定メニューを見ていきますが、WLX212の特徴的な部分だけピックアップします。

基本設定→管理モード

YNO使用のON/OFFがここでできます。YNO管理するか、オンプレ管理するかの切替はここで行うようです。

基本設定→クラスター設定

今回は1台なので詳細は省略しますが、同一クラスターのAPに配布される共通ネットワーク設定を行えるようです。

基本設定→クラスターAP管理

クラスターが組まれるとここにスレーブAPが沢山並ぶと思われます。

基本設定→日付と時刻

デフォルトで、起動時にntp.nict.jpに時刻合わせしているようです。

定期的に時刻を合わせる設定も行った方がいいでしょう。ただし、出来るだけサーバに負荷をかけないように、00:00ではなくて、3:47みたいに適当な時刻を設定したり、機器毎にばらばらにしたりしましょう。

無線設定→共通→基本設定

電波の指向性の選択が出来ます。ここのチューニングは経験が必要になりそうです。

電波の通過、回折、干渉などを想像しながらチューニングして測定して繰り返すとなんとなく電波が見えてきます。見えてきたらコツを共有します。

 無線設定→共通→LAN-無線 連動機能

デフォルトは「使用しない」に設定されています。

「使用する」を選ぶとicmp echo 送信先を選べます。

syslog出力するようにして、将来luaスクリプトが実装されたら、そのログをトリガーに自ら再起動を試みるなどの仕組みを実装できそうな機能ですね。

拡張機能→SNMP

WLX212はエントリークラスのAPと思っていたが、SNMP対応しています。YNOだけではなく、オンプレでの管理まで意識していることが分かります。

拡張機能→キャプティブポータル

この機能は、利用者が無線LANに接続した際に強制的に表示させるwebサイトを作れる機能です。店舗ロゴをと案内文を記載して、利用規約の掲載が可能です。利用規約に同意して、「インターネットに接続ボタン」を押すと、お店のホームページを表示して、その後インターネット利用が可能になります。

 災害時に無条件でインターネットを開放するモードに切り替える機能

災害時の命を守る行動のとして、情報は非常に大切です。

 

今回は、ファーストタッチということで表面的な部分を説明しました。詳細を掘り下げたい部分がいくつかあります。次回以降は、以下の部分を掘り下げたコラムを書きたいと思います。

  • 無線LANチューニング

WPA3関連、その他無線関連のチューニング

  • クラスター構築のコツ

WLX212は複数のAPをまとめて管理できる機能があり、クラスターという表現がされています。

多数のAPを一元管理するコントローラー機能ですが、もう少し弄ってみてコラムまとめます。

 

  • YNO関連

SCSKへの申請方法からのスタートになります。少し長くなるかもしれないので、その時はいくつかに分けてコラムを書きます。

 

ヤマハWLX212

https://network.yamaha.com/products/wireless_lan/wlx212/index

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