無人化・省人化店舗の精算、どう計算されている?

こんにちは、吉政創成 菱沼です。

無人・省人店舗が増えてきたことで、その運営の仕組みも多様な形を見せてきたように思います。特に重要な利用料金(購入金額)の算出の方法も様々です。

そこで今回は料金の精算に関わる部分についてまとめてみたいと思います。

目次

無人・省人店舗での主な算出方法

まずは大体事例や実店舗で見かける、精算に利用されている技術を簡単にまとめてみます。

①QRコード読み取りによる算出

こちらはネットカフェや会議室、フィットネスジムなどの施設系で利用されているようです。

例えば自遊空間がこちらにあたりますが、自遊空間では入館から退館までを専用端末から発行されたQRコードで行うことで、利用時間を算出して精算機に転送されるような仕組みになっています。

年・月会費制のところは入退管理のみされている形です。

②客がバーコードを読み取るセルフ式

こちらは多くの店舗で取り入れられていることが多いので使ったことがある方は多いと思いますが、無人レジもしくは専用アプリでバーコードを読み込んで精算するパターンです。大体のケースで登録漏れが無いよう、かごをカメラで撮影して確認するような仕組みが設置されています。

③カメラなどの情報から追跡する

カメラやマイク、棚の重量から、誰がどの商品を手に取ったかの情報を取得して決済情報が作られます。

Amazon Goや先日ご紹介したシャトレーゼ西麻布店がこちらに当たりますが、レジに立つとこの人が買った商品はこれで、精算はこれと表示されるようになっているようです。(参考記事

シャトレーゼの場合はレジがありますが、Amazon Goなどのようにレジがなく、専用アプリに表示されたQRコードで入退店の管理がされ、決済もアプリ経由でされるパターンがあります。この方式は最近、コンビニでも取り入れられているところが出てきています(参考記事)。

そしてこれを書いていて思ったんですが、駐車場もこちらに似た方式を採用されていますよね。

昔であれば事前に精算して駐車券を出口で差し込むか、出口の精算機で支払いをして出ていましたが、最近は事前精算だけして駐車券を差し込まずに出られるようになっているところが増えています。中にはチケットレスで車のナンバーをカメラで読み取って利用時間を管理するというところも。そして、今のところ私は使ったことがありませんが、スマホ決済専用のみで精算機なしでカメラしかないというところもあるのだそうです(参考記事)。

④RFIDを利用した自動読み取り

商品を入れたかごをレジ横の専用置場に置くことでシステムがRFIDタグを読み込んで算出します。

こちらはユニクロで採用されているのは知っていますが、今のところ個人的に他のお店で使用したことはありません。

どちらかというと倉庫内の在庫管理に利用されているのかもしれませんが、客の立場からすると手間がそうかからないので楽ちんです。

RFIDと言えば登場初期のイメージでは高価な印象ですが、年々下がっていき今では汎用タイプで5~10円、特殊タイプで100円から高いもので数万円ほどするそう。

ただ、政府は食品ロス削減を目的とした「コンビニ電子タグ(RFID)1000億枚宣言」と銘打った施策を2025年に向けてコンビニ大手5社と行っているので、導入される範囲は今後広くなっていきそうです。

自社の店舗に合った無人化、省人化のすすめ方

ということで、大体は上記のような方法にまとめられそうです。

無人・省人化店舗の企画・運営においては、検討する企業の多くが同じ業界を参考にして仕組みを作られることになると思います。

ですが、RFIDの最後にも書いたとおり、それまでは倉庫やアパレル業界での在庫管理で主に使用されていた技術であっても、政府の取り組みのように食品という期限を持った商品の在庫管理に利用されることで食品ロス削減という新しい意味を持つこともできるのだということがあります。

どの技術を使うのかは同じ業界の成功事例を参考にするのは早いですが、他の業種で、どの技術がどのように利用されているか、自身のビジネスにあてはめられるのかといった情報を得てからでも遅くはないのではないかとも思います。

ランシステムが運営する自遊空間で利用されている無人化店舗の技術や仕組みは同社が開発したもので、さらにその技術やノウハウをサービスとして提供しています。

自社の店舗に合った無人化、省人化のすすめ方について興味がある方は、ランシステムの担当者と一度お話をされてみるのはいかがでしょうか。自遊空間の無人化運営での経験やソリューションを活用された企業の事例話など、情報交換レベルでも大丈夫とのことです。興味がある方は以下よりご連絡いただけます。

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