書店ビジネスの新しい形、持続可能な書店モデルをテクノロジーと無人店舗で実現

皆さん、こんにちは。南波真之と申します。

日本人が本を読まなくなっている、と言われて久しくなりました。実際に店舗型の書店数も減少し続けており、出版文化産業振興財団(JPIC)の調査では、2022年の9月時点で、全国で「書店ゼロ」の市町村が26.2%になっているということがわかりました。

私が子供の頃は書店に行くことは楽しみの1つで、どんな本に出会えるのかを毎回楽しみにしていましたし、親も本であれば買ってくれたので個人的には本は大好きです。今では、スマートフォンやPCで多くの情報が手に入りますので本の価値は減ってきているのかもしれませんが、人間の考える力や創造性を鍛える上でも本の価値はまだまだ高いと思います。

目次

完全無人書店の試み

そんな現在、持続可能な新しい書店モデルとして、完全無人書店ができました。日本出版販売株式会社(日販)と株式会社丹青社が連携して、東京の地下鉄駅構内に完全無人書店「ほんたす ためいけ 溜池山王メトロピア店」をオープンしました。

この店舗の特徴としては、まずは街の書店のような「ふらっと」入れるような入りやすさを意識しているところです。そのうえで、様々なテクノロジーの活用をすることで、完全無人書店を実現しています。例えば以下のような形です。

  • 店舗に入る際は、LINEミニアプリで会員証を開きQRコードで入店
  • 欲しい本は、セルフレジで購入(現金や図書券等は使用不可)
  • 店舗への問い合わせは、レジ横にある遠隔接客システムで対応
  • 緊急時にはユーザーのスマートフォンを通して、サポートセンターが対応
  • 店舗内のライブカメラによって、来店者の属性やどのように動いたのかを AIを用いて可視化し、分析することでマーケティングや改善に活用

ユーザーからすると会員登録さえしてしまえば、自由に入退場ができるということになりますし、駅に店舗があるのでふらっと入りたくなりますね。

更にこの試みは持続可能な店舗運営を目指しているため、ますます私達との距離が近くなることで、書店や読書が生活の中に深く入ってくるきっかけになるかもしれません。

日本は特にこれから、人材不足が加速してきます。これは少子高齢化と人口構成を見ると変えられない未来です。

書店や店舗ビジネスをされている皆様は、今後はテクノロジーを入れた 無人店舗に近い店舗運用というものを考えていくことも必要ではないでしょうか。

自遊空間の成功したナレッジを元に作った無人店舗パッケージ

テクノロジーを活用した無人店舗といっても、実際何を改善して、どうするのがいいのかがわからないということも多いです。

そこで、すでに成功したナレッジを使うことで利用イメージを持って運用していくことはとても良い選択です。

ランシステムが運営している自遊空間というネットカフェ店舗も現在無人化されています。更にそのノウハウをパッケージ化して、店舗運営をされている企業様向けに提供をしています。

「無人化ソリューションパッケージ」といい、自遊空間のように何らかの業種業態で施設、店舗運営をされている場合にはそのまま適用することもできますし、カスタムして適用することもできます。これによって、手間や負荷を最小限に無人化が実現されます。

本来、無人店舗、無人接客を進めていくということは、大きな工数やコストを使い一定以上の期間を想定して投資をしていくものですが、すでに実績のあるシステムのノウハウを利用できるというのは非常に有益ですし、様々な使い方ができるものです。

無人化ソリューションパッケージに興味を持った経営者や責任者の方、まずはお話を聞いてみたい、詳しく知りたい、という場合は、以下のページをご覧の上、「無人化ソリューションパッケージ」についてお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

人手不足に対応!『無人化ソリューションパッケージ』

YouTubeには、この仕組をどのように自遊空間で利用しているのかが分かる動画がありますので、ぜひご覧ください。

ITで店舗を無人化・省人化して人手不足を解消!自遊空間のDXをご紹介

※本コラムに記載されている商品名または名称等は、各社の商標または登録商標です

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