業務のIT化で省人化、忙しいを乗り切るにはどうするか

こんにちは、吉政創成 菱沼です。

海外からのお客様が増えたなーというのは街を歩いていると実感します。

ということは、宿泊業の方は大忙しなんだろうと思いますが、以前よりスタッフが集まらないなんていう記事を見かけていることを思えば、いろいろな工夫が必要になっているでしょうし、実際にしているのだろうなと思います。

そこで、とある旅館が始めた工夫やIT化に関する記事を見つけましたので、今回はこれをもとに考えてみたいと思います。

目次

一部業務のIT化とスポット人員で乗り切る旅館

今回見つけた記事では2つの旅館の事例が紹介されていました。

一つ目の旅館が導入したのは、顧客情報の一元管理ができる仕組みと、インカム、スマートフォン。これによって今まで手作業でしていた作業をせずに済み、お客様関係の急な変更への対応が混乱せずに可能になったのだとか。おそらく予算的な部分も鑑みて、最低限の部分をIT化されたのだろうと思いますが、これだけでも、人手をほかの業務に回すことができますし、情報共有・伝達も楽になりますので、ミスも減らすこともできたのではないかと思います。

また、2つ目の旅館では、清掃や夕食などの忙しい時間帯のみ、短時間労働者を受け入れるというやり方を取り入れたのだとか。これは市が人手不足解消に乗り出した中での施策のひとつだそうで、求職者側に対しては、市が宿泊業界で必要なマナーやベッドメイキングなどの技能研修をしているそうです。

コストなどを考え、忙しい時間だけ労働力が欲しい企業側と、未経験の業界における技能や経験を身に着けたい求職者側のニーズは合致しているのかなと思います。

こういった様々な工夫を凝らしているという記事を読んでいると、考えれば、いろいろできることはあるんだなあと感じさせられます。

参考:宿泊事業者の人手不足解消へ ITやスポットワークを導入しインバウンド増加に対応

 工夫やIT化で業務を効率化、本当に人手を掛けたいところに

さて。人手不足だ、いやそんなことはない働ける人はいるのに企業がその人たちを雇わないだけだ。そんな議論をちょこちょこ見かける今日この頃。

確かに本当に人手はいないのかと言えばそんなことはないかもしれませんが、そうはいっても、需要に対して適切な供給がなければ結局不足するわけでして。企業側が求める条件と、求職者側が求める条件が合致しなければ(もしくは折り合いがつかなければ)、ご成約には至りません。それぞれの人ごとに体力的なもの、経済的なもの、家庭の事情などの様々な事情があり、それによる条件もあるでしょうし、企業側の採用にかかる予算や教育にかけられるリソース、社内的な仕組みなどによる事情なのかもと考えれば、そう簡単に解決できるものばかりではないのではと思います。

とはいえ、それを言い続けるといつまでたっても堂々巡りなので、どこかでお互いに少しずつできる工夫というものを考える必要が出てくるのではないかと思うこともあります。雇用される側に関してはそれぞれの人生、考えがありますので横において置きますが、企業側に関して言えば、人でなくてもいい部分などは、(一時的にかかる費用は涙を呑む必要はありますが…)ITなどの仕組みでカバーして、人に依存しすぎない形で運用するなど、本当に人手を掛けたい業務に集中できるような仕組みにしていくことを考えるのも一つの手だと思います。

ランシステムが運営するネットカフェ自遊空間も、もともとはすべての接客などは人が対応していました。

ですが、一人にかかる負担を軽くするために、入会システムや精算機、精算機、清掃解除システム(清掃が必要な場所の管理用)、在庫管理システムなどを、段階を追って構築し、導入していきました。

現在、以下のシステムが自遊空間の中で稼働していますが、すでにコスト回収が済んでいる上、夜間帯は店舗を無人で運営できるようになっています。

<自遊空間で稼働中のシステム>

  • セルフ精算システム
  • セルフ入場システム
  • 清掃解除システム
  • QR鍵システム
  • 無人入会システム
  • リモート接客システム
  • セルフ移動システム
  • ノーコード開発ツールPlatioを使った在庫管理システム

先ほど紹介した事例のように、たった一つの業務をシステム化しただけでも、きっと大幅に業務が効率化されるものもあると思いますし、自遊空間のように段階を追っての導入で人手不足の解消だけでなく、新しいサービスの提供をできるようになることもあると思います。

とはいえ、何から始めるのが適切か、どこは後回しにしていいか、判断がつきにくいこともあると思います。

ランシステムでは、上記のシステムを販売していますが、これまでの経験で積み重ねたノウハウを基に、お客様の課題解決の相談に乗ることもできるそうです。現在ある業務でかかっている負担を軽減したいと考えている企業様、一度ランシステムにご相談されるのはいかがでしょうか。

店舗の無人化・省人化するソリューションに興味がある方は、以下のリンクもご参照ください。

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