こんにちは、穂苅智哉と申します。
2025年になり、世界情勢を見ると激動の年になるのではないかと予想されています。観光地では2024年と変わらず外国人旅行者をよく見るため、この動きは更に加速していくことでしょう。政府も2030年までに訪日外国人旅行者数を6,000万人まで増加させるという目標を掲げています。
世界中の人達が日本の魅力を感じて、「日本に来たい、様々な体験をしたい」と思うのは素晴らしいことですし続けていくべきです。しかし、急激に増加をしているインバウンド需要を支える準備が日本国内で十分に整備されていないのも事実です。
今回は、そんなインバウンド需要の中でも大きな割合を占める中国を見ていきます。
中国在住者に人気の旅行先1位は日本
はじめに、中国在住者6,383人を対象にした「2025年 春節期間の日本旅行に関する調査」を見ていきます。これは、中国・台湾などの海外プロモーションやインバウンド支援を行うインタセクト・コミュニケーションズ株式会社が実施したものです。
2025年の春節期間というのは、1月28日〜2月4日です。この期間は中国国内が大型連休になりますので、国外旅行に出かける人も一気に増えます。
この調査によると、春節期間中に国外旅行をする予定について65.2%の人が「国外旅行の予定がある」と回答しています。更に、どの国に行くかを聞いた質問に関しては、「日本」と回答したのが24.3%で1位の人気でした。次いで、東南アジア(22.3%)、韓国(17.2%)、ヨーロッパ(10.3%)と続きます。更に、日本国内でどの地域に行く予定かを聞いた質問の回答としては、「北海道」が断トツ1位で68.6%、「東京都」
が2位で46.2%、「大阪府」が3位で26.9%でした。
(参考:<中国インバウンドの最新動向|2025年 第二弾>として「2025年 春節期間の日本旅行に関する調査」を実施しました。 – インタセクト・コミュニケーションズ)
これらの結果を見てみると、春節時期など国全体の大型連休がある場合は必然的にオーバーツーリズムになってしまう可能性が高まるということも言えると思います。観光地の店舗、ホテルや旅館ではこれらの対策をしていく必要があります。
インバウンド需要に対応するためには、優先度の高いものから整備するべき
今回は中国のインバウンド需要ということにしていますが、日本には韓国や東南アジア、ヨーロッパ、アメリカなど世界各地から観光で人が集まります。そんな高まるインバウンド需要に対応するためには、施策に優先度をつけて実施する必要があります。しかしまだまだ完全に対応できているという企業は少ないのではないでしょうか。
例えば、外国語対応です。英語の対応は基本ですが、まだ対応が十分でない店舗等も多くありますし、中国語や韓国語までいくと併記されている方が珍しいと思います。
また、決済手段の複数化対応、接客人員の不足など課題はどんどんでてきます。
解決策の1つになりうるのが「無人店舗/省人店舗」です。
テクノロジーの力を使い、機械で接客を行うというものです。例えば入店や入館の際の受付ですが通常は人が対応するものです。しかし、メニューがある程度決まっている場合や必要な案内ができれば必ずしも人が対応する必要は無いです。
その他にも、多言語対応も機械であればすぐできますので、どんな国の方が来ても良い接客、良い体験を提供することができるようになります。人間のスタッフは、よりサービス側に労力を使うことで業務の効率化、最適化ができるようになってくると考えています。
すでに、いくつかのコンビニや室内ゴルフ練習場、フィットネスジム、ホテルなどでは無人店舗で運営されているところも出てきており、店舗型のビジネスを行っている企業にとってはこれから考えるべき1つの側面ではないかと思います。
無人店舗/省人店舗も「パッケージ化されたソリューション」がある
無人店舗/省人店舗についてはやることや考慮することが多く、実際に何からどのように進めたらいいのかが分からない企業様も多いのではないでしょうか。
その場合には、一度パッケージ化されたソリューションを見てみるのが良いでしょう。
このコラムを掲載しているランシステムが運営している自遊空間というネットカフェ店舗も現在無人化されています。更にそのノウハウをパッケージ化して、店舗運営をされている企業様向けに提供をしています。
「無人化ソリューションパッケージ」といい、自遊空間のように何らかの業種業態で施設、店舗運営をされている場合にはそのまま適用することもできますし、カスタムして適用することもできます。これによって、手間や負荷を最小限に無人化が実現されます。
本来、無人店舗、無人接客を進めていくということは、大きな工数やコストを使い一定以上の期間を想定して投資をしていくものですが、すでに実績のあるシステムのノウハウを利用できるというのは非常に有益ですし、様々な使い方ができるものです。
無人化ソリューションパッケージに興味を持った経営者や責任者の方、まずはお話を聞いてみたい、詳しく知りたい、という場合は、以下のページをご覧の上、「無人化ソリューションパッケージ」についてお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
YouTubeには、この仕組をどのように自遊空間で利用しているのかが分かる動画がありますので、ぜひご覧ください。
・ITで店舗を無人化や省人化して人手不足を解消。自遊空間のDXをご紹介
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